問題番号 : 119D74
38歳の経産婦(4妊2産)。妊娠28週で周産期管理を目的に自宅近くの医療機関から周産期母子医療センターを紹介され受診した。30歳および33歳時に,それぞれ骨盤位および既往帝王切開の適応で選択的帝王切開術が施行され,36歳時に稽留流産に対し子宮内容除去術が施行されている。今回は,続発性不妊症に対し生殖補助医療が実施され,妊娠した。妊娠32週に行われた骨盤MRIのT2強調矢状断像を下に示す。 考えられるのはどれか。2つ選べ。
画像診断:上画像参照。Assessment:
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。