問題番号 : 119D72

80歳の男性。1か月間持続する咳嗽,血痰,微熱および体重減少を主訴に来院した。胸部エックス線写真で右上葉に空洞を伴う浸潤影を認め,喀痰の抗酸菌塗抹,結核菌PCR検査および抗酸菌培養が陽性で,肺結核と診断された。
その後,抗結核薬による標準治療が開始され,2か月が経過した。
 治療効果の判定に用いられる検査はどれか。2つ選べ

正解
b, c
国試正答率
13%

Assessment
①80歳の男性 ⇒ 高齢者
②1か月間持続する咳嗽,血痰

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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