53歳の男性。10日前からの発熱を主訴に来院した。海外渡航歴はない。意識は清明。体温38.4℃。脈拍96/分,整。血圧116/70mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟で圧痛を認めないが,右季肋部に叩打痛を認める。血液所見:赤血球468万,Hb 13.9g/dL,白血球21,900,血小板28万。血液生化学所見:総ビリルビン1.2mg/dL,AST 125U/L,ALT 83U/L,LD 338U/L(基準124~222),γ-GT 163U/L(基準13~64)。CRP 29mg/dL。腹部造影CTを下に示す。超音波ガイド下に穿刺し,得られた液体は無臭でアンチョビペースト状であった。血液および穿刺液の培養で細菌は検出されなかった。
この患者の感染経路を確認する上で重要な質問はどれか。