問題番号 : 119D33

10か月の男児。発疹を主訴に両親に連れられて来院した。3日前から38℃台の発熱が持続し,本日解熱した直後に全身の発疹が出現したため受診した。発熱時には機嫌は良く,軽度の軟便があった。解熱後は不機嫌であった。身長68cm,体重9kg。体温36.5℃。脈拍112/分,整。血圧98/52mmHg。呼吸数30/分。SpO2 98%(room air)。体幹部を中心に斑状の紅色丘疹を認める。全身状態は良好であり,眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。咽頭は軽度の発赤を認める。口唇の紅潮は認めない。頸部リンパ節を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しない。
 考えられる原因ウイルスはどれか。

正解
d
国試正答率
88%

Assessment
①10か月の男児。3日前から38℃台の発熱が持続,解熱し

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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