問題番号 : 119C38

41歳の初産婦(1妊0産)。妊娠40週4日,陣痛発来のため入院した。陣痛発来から16時間後に子宮口が全開し,3時間経過した。身長160cm,体重65kg。体温36.9℃。血圧138/84mmHg。陣痛間欠時は閉眼し,陣痛発作時にのみ唸り声をあげる。神経診察で異常を認めない。陣痛周期は5~6分,持続時間は20秒であった。児頭下降度はSP±0cm,2時方向に小泉門を触知した。胎児心拍数陣痛図で,胎児心拍数基線は140bpm,基線細変動は中等度,徐脈はなく,一過性頻脈を認める。
 次に行うのはどれか。

正解
e
国試正答率
77%

Assessment
①41歳の初産婦(1妊0産) ⇒ 高年初産婦
②妊娠40

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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