問題番号 : 119B38

80歳の男性。誤嚥性肺炎のため入院中である。入院翌日から①食事が再開され,その後,肺炎は改善し,入院7日目の昨日,②末梢静脈ラインからの点滴治療が終了となった。患者のベッド周囲には③離床センサーが設置され,患者はトイレ歩行時にナースコールで看護師を呼び,④看護師見守りの下で,⑤スリッパを履き,トイレまで歩いている。
 下線部のうち,この患者の転倒のリスクファクターはどれか。

正解
e
国試正答率
97%

Assessment
①80歳,誤嚥性肺炎のため入院中 ⇒ 高齢者は転倒転落リ

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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