10か月の男児。嘔吐と血便を主訴に救急車で搬入された。昨日の正午から嘔吐を認め,本日の午後4時から胆汁性嘔吐になった。次第に元気がなくなり,血便も出現したため午後6時に母親が救急車を要請した。意識は混濁し,痛み刺激で開眼する。体温38.7℃。心拍数192/分,整。血圧60/40mmHg。呼吸数44/分。SpO2 96%(room air)。皮膚ツルゴールの低下と口唇の乾燥を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は軽度膨隆し,全体に硬く,打診で鼓音を認める。血液所見:赤血球468万,Hb 12.9g/dL,Ht 40%,白血球20,300,血小板15万。CRP 8.3mg/dL。腹部エックス線写真(A)と腹部超音波像(B)とを下に示す。
適切な治療はどれか。