10歳の女児。腹痛を主訴に両親に連れられて来院した。今朝から腹痛が出現し,次第に増強してきたため受診した。3歳時に遺伝性球状赤血球症と診断され,小児科で定期的な診察を受けていた。体温37.2℃。脈拍100/分,整。血圧110/58mmHg,呼吸数16/分。皮膚は黄染を認める。腹部は右季肋部に圧痛を認め,左肋骨弓下に脾を4cm触知する。血液所見:赤血球320万,Hb 9.2g/dL,Ht 33%,白血球9,500,血小板20万。血液生化学所見:総ビリルビン22.3mg/dL,直接ビリルビン15.8mg/dL,AST 125U/L,ALT 647U/L,γ-GT 313U/L(基準9~32)。CRP 0.9mg/dL。腹部単純CT水平断像(A)と腹部造影CT冠状断像(B)を下に示す。
適切な処置はどれか。