問題番号 : 119A45

37歳の男性。人が変わったように多弁になっていることを心配した妻に付き添われて来院した。既往歴にてんかんがあるが,最後のけいれん発作は18歳で以降の服薬歴はない。15歳時,カルバマゼピンを服用してから2週間後に40℃の発熱,体表面の30%以上の紅斑とびらん,及び口腔内全体と陰部にびらんを生じ,服用を中止したことがある。26歳時にうつ状態となり精神科の通院歴がある。大学卒業後に現在の会社に就職し,業績を評価され1か月前に課長に昇進した。その直後から,高級な服を複数新調し,次々と企画を立て,元々は無口であったが陽気に話し続けるようになった。意識は清明。身長172cm,体重54kg(1か月前は57kg)。バイタルサイン,血液検査,生化学検査および甲状腺機能検査に異常を認めない。
 治療薬はどれか。

正解
c
国試正答率
99%

Assessment
①37歳の男性,人が変わったように多弁 ⇒ 好発年齢とし

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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