問題番号 : 119A41

35歳の女性。上腹部痛を主訴に来院した。以前から仕事で緊張すると,上腹部痛を感じることがあった。6か月前から責任のある仕事を任され,忙しくなるにつれて,食後すぐに満腹になることが多くなった。また食後に心窩部の痛みを感じることがある。身長158cm,体重46kg。体温36.1℃。脈拍88/分,整。血圧120/60mmHg。腹部は平坦,軟。腸雑音はやや亢進している。上腹部正中に軽度の圧痛を認める。尿検査と血液検査で異常を認めない。尿素呼気試験陰性。腹部超音波検査と上部消化管内視鏡検査で異常を認めない。
 治療薬はどれか。

正解
b
国試正答率
93%

Assessment
①35歳の女性の上腹部痛 ⇒ 消化管系,肝胆膵系,心血管

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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