75歳の男性。嘔吐を主訴に来院した。3日前から排便と排ガスがなく,徐々に腹部膨満感が出現してきた。今朝から水分もとれず,便臭を伴う嘔吐をしたため救急外来を受診した。意識は清明。体温36.9℃。脈拍112/分,整。血圧150/80mmHg。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜は軽度貧血様である。腹部膨満を認める。腹部全体に圧痛は認めるが,反跳痛や筋性防御は認めない。血液所見:赤血球320万,Hb 9.0g/dL,Ht 30%,白血球9,800,血小板25万。血液生化学所見:アルブミン2.9g/dL,AST 25U/L,ALT 15U/L,尿素窒素25 mg/dL,クレアチニン0.7mg/dL。CRP 3.5mg/dL。腹部エックス線写真を下に示す。
次に行うのはどれか。