問題番号 : 119A20

54歳の男性。瘙痒を伴う体幹と四肢の皮疹とを主訴に来院した。20年前から頭痛に対してNSAIDを頓用している。2年前から6か月に1回程度,同様の皮疹が同じ部位に生じ,約2週間で自然消褪して,色素沈着が残るようになった。3日前にNSAIDを内服後,いつもと同じ部位に皮疹が出現した。薬剤リンパ球刺激試験でNSAIDは陽性であった。体幹の写真を下に示す。
 診断はどれか。

正解
a
国試正答率
99%

画像診断
躯幹に類円形,境界明瞭な紅斑が生じている。

Asses

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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