問題番号 : 118F60

78歳の男性。歩行のふらつきを主訴に娘に付き添われて来院した。20年前から高血圧症と変形性膝関節症で通院していた。徐々に足の力が弱くなり歩行が不安定になったため受診した。自宅で立ち上がり,手すりを利用して伝い歩きはできる。月1回の通院以外はほとんど外出することはない。妻は5年前に肺癌で死亡。現在は近隣に住む娘が週に3回程度訪問し様子を確認している。
 基本的日常生活動作〈ADL〉評価のために行う質問はどれか。3つ選べ

正解
b, c, e
国試正答率
99%

Assessment
①78歳の男性 ⇒ 高齢男性で,主疾患に加えて老年症候群

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る