問題番号 : 118F59

84歳の男性。尿勢低下と尿失禁を主訴に来院した。以前から尿勢低下を認めていたが,1週間前から尿失禁もみられるようになった。身体所見では,下腹部膨隆を認める。尿所見:蛋白(-),糖(-),潜血(-),沈渣に赤血球,白血球を認めない。腹部超音波検査による残尿測定で膀胱内に400mLの尿貯留を認め,前立腺体積は60mLであった。まず,自己導尿を勧めた。
 併用する薬物治療で行われるのはどれか。3つ選べ

正解
a, d, e
国試正答率
96%

Assessment
①尿勢低下と尿失禁を主訴 ⇒ 溢流性尿失禁が疑われる。

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る