問題番号 : 118F53

38歳の女性。手に菌がついてしまっているのではないかと心配で仕方ないことを主訴に母親に伴われて来院した。専門学校卒業後,20歳から美容師となり,30歳で美容院を開業している。その頃から菌がついていると言って頻回に手を洗うようになり,数年前から家族の菌も恐れて家族を部屋に入れなくなった。最近は仕事もできなくなり,自分自身の入浴に2時間くらいかけ,家族にも入念に体を洗うように指示するようになった。診察室では疎通性が良好で家族に迷惑をかけていることを自覚している。
 診断はどれか。

正解
c
国試正答率
99%

Assessment
①菌がついていると言って頻回に手を洗う ⇒ 不潔恐怖,洗

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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