48歳の女性。定期受診で来院した。20年前に糖尿病,5年前に糖尿病腎症を指摘されて自宅近くの診療所に通院している。身長154cm,体重52kg。体重はこの1年間変化がない。脈拍60/分,整。血圧132/72mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。両下腿に軽度の圧痕性浮腫を認める。両側のアキレス腱反射は消失している。尿所見:蛋白3+,糖1+,潜血(-)。血液所見:赤血球349万,Hb 11.3g/dL,Ht 36%。血液生化学所見:総蛋白5.3g/dL,アルブミン3.0g/dL,尿素窒素47mg/dL,クレアチニン2.8mg/dL,eGFR 15.3mL/分/1.73m2,尿酸6.0mg/dL,血糖97mg/dL,HbA1c 6.4%(基準4.9~6.0),Na 132mEq/L,K 5.8mEq/L,Cl 107mEq/L。患者は1日1.5Lの飲水を行っており,外来で行った蓄尿検査で推定される塩分摂取量は5.8g/日,蛋白質摂取量は30g/日,カリウム摂取量は3,500mg/日であった。
この患者の食事内容で制限すべきなのはどれか。