問題番号 : 118E34

28歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠18週に高血糖を指摘され来院した。妊娠16週時に尿糖陽性を指摘され,2週間後の随時血糖値が162mg/dLと高値を示したため紹介受診となった。既往歴に特記すべきことはない。身長158cm,体重57kg(非妊時体重54kg)。血圧124/62mmHg。下腿に浮腫を認めない。妊娠19週時に75g経口ブドウ糖負荷試験〈OGTT〉を施行し,負荷前値112mg/dL,1時間値218mg/dL,2時間値202mg/dLであった。超音波検査で子宮頸管長4.2cm,推定胎児体重は190g(0.0SD),羊水量は正常であった。
 適切な対応はどれか。

正解
e
国試正答率
66%

Assessment
①28歳の初妊婦(1妊0産),妊娠18週,身長158cm

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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