問題番号 : 118D70

35歳の男性。体重減少を主訴に来院した。昨年の健康診断で異常を指摘されなかった。10日前に発熱と咽頭痛があった。その後,のどの渇きが出現し排尿回数が増えた。悪心を自覚し食事量が低下した。最近1週間で体重が5kg減っている。意識は清明。身長173cm,体重61kg。体温36.8℃。脈拍96/分,整。血圧108/80mmHg。呼吸数20/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。
 まず確認すべき尿検査項目はどれか。2つ選べ

正解
a, d
国試正答率
88%

Assessment
①体重減少(1週間で5kgの減少),10日前の発熱と咽頭

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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