問題番号 : 118D65

8歳の女児。顔面および体幹部の発疹を主訴に父親に連れられて来院した。昨日から微熱があり,本日,顔面や体幹部に皮疹が出現したため受診した。体温37.7℃。顔面の皮膚所見を示す。全身状態は良好である。咽頭発赤を認める。A群β溶連菌迅速検査は陽性だった。
 この患児の注意すべき合併症はどれか。

正解
d
国試正答率
99%

画像診断
顔面に小紅斑を認め,口唇周囲には認めていない。猩紅熱で認める典型的な

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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