問題番号 : 118D48

3歳の女児。3歳児健康診査で初めて心雑音を指摘され,両親に連れられて来院した。保育園での生活に支障はないという。既往歴と家族歴に特記すべきことはない。心音はⅡ音の固定性分裂を認める。胸骨左縁第2肋間を最強点とするLevine 2/6の収縮期雑音と胸骨左縁下部を中心にLevine 2/6の拡張期雑音とを聴取する。腹部は平坦,軟で,肝を触知しない。心エコー検査では直径12mm程度の心房中隔欠損症を認め,右心房と右心室の拡大を伴う。肺高血圧症を示唆する所見はない。
 心房中隔欠損症に関する両親への説明で適切なのはどれか。

正解
e
国試正答率
96%

Assessment
①3歳の女児,健康診断で初めて心雑音を指摘 ⇒ 心疾患を

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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