83歳の女性。食事中のつかえ感を主訴に来院した。2年前に胸やけがあり,上部消化管内視鏡検査で逆流性食道炎と診断され,酸分泌抑制薬を処方された。1年前から食事中のつかえ感を自覚し,その後も症状が持続したため受診した。喫煙歴と飲酒歴はない。身長156cm,体重60kg。体温36.8℃。脈拍60/分,整。血圧140/88 mmHg。呼吸数18/分。SpO2 94%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音に異常を認めない。呼吸音は左下前胸部で減弱している。腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しない。胸腹部単純CTの水平断像(A)と冠状断像(B)を示す。
診断はどれか。