問題番号 : 118B40

38歳の初産婦(1妊0産)。妊娠32週に上腹部痛のため来院した。来院前日から頭痛,眼のちかちかする感じ(眼華閃発),心窩部不快感,手指のこわばり,全身の浮腫および尿量減少を自覚し,本日は上腹部から右季肋部にかけての疼痛,倦怠感および悪心を訴えている。脈拍84/分,整。血圧156/102mmHg。胎児心拍数陣痛図では異常を認めない。
 この患者で低下していることが予測されるものはどれか。

正解
c
国試正答率
96%

Assessment
①38歳の初産婦(1妊0産),妊娠32週
②来院前日から

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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