問題番号 : 118A73

28歳の女性。乳汁分泌と無月経を主訴に来院した。無月経は3か月前から続き,2週間前に乳汁分泌に気付いた。2年前からうつ症状で精神科で内服加療中である。家族歴に特記すべきことはない。妊娠歴はない。意識は清明。身長158cm,体重46kg。体温36.5℃。脈拍80/分,整。血圧116/70mmHg。呼吸数12/分。SpO2 99%(room air)。項部硬直を認めない。眼球運動に異常を認めない。甲状腺腫を認めない。心音に異常を認めない。乳汁漏出あり。下腿に浮腫を認めない。血液生化学所見:プロラクチン〈PRL〉80ng/mL(基準15以下)。
 次に行う対応で適切なのはどれか。3つ選べ

正解
a, c, d
国試正答率
97%

Assessment
①乳汁分泌,高プロラクチン血症,乳汁漏出の所見あり
②無

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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