問題番号 : 118A62

7か月の男児。頭部を前屈する動作を心配した両親に連れられて来院した。在胎40週,体重3,020gで仮死なく出生した。追視・固視を1か月,あやし笑いを2か月,定頸を3か月で認めた。2週間前から両上肢を伸展挙上し,頭部を前屈する動作が出現した。約10秒間隔で10回以上反復し,次第に毎日みられるようになった。同時期からあやし笑いが乏しくなり,寝返りと坐位保持ができなくなった。
 可能性が高いのはどれか。

正解
a
国試正答率
96%

Assessment
①周産期に問題なく,追視・固視を1か月で,あやし笑いを2

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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