問題番号 : 118A25

28歳の女性(2妊1産)。妊娠32週に胎児発育不全を指摘され紹介受診した。妊娠10週に行った妊婦初期検査では血液型O型RhD(+),間接Coombs試験陰性,HBs抗原陰性,HCV抗体陰性,風疹HI抗体価128倍,RPR 1倍未満,TPHA陰性,HIV抗原・抗体陰性であった。妊娠15週に感冒様症状が数日続いたが,自然に軽快したためそのままにしていた。来院時の胎児超音波検査で大横径〈BPD〉73mm(-2SD),腹囲〈AC〉23cm,大腿骨長〈FL〉24mm,推定胎児体重〈EFW〉1,368g(-2SD),胎児に腹水を認める。
 考えられる母子感染症はどれか。

正解
e
国試正答率
56%

Assessment
①28歳の女性(2妊1産) ⇒ 経産婦である。前回妊娠時

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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