問題番号 : 117F54

1か月の女児。1か月健診で心雑音を指摘され,母親に連れられて来院した。普段は元気にしており,哺乳も良好だという。自宅で母乳を飲んでから約2時間30分が経過している。身長と体重の計測をしている際に目覚め,診察を待っている間に泣き出した。診察室で胸部の聴診を試みたが,母親に抱かれていても泣き続けており,聴診は困難である。
 心雑音を評価するために最も適切な対応はどれか。

正解
c
国試正答率
91%

Assessment
①1か月の女児⇒乳児
②1か月健診で心雑音を指摘され⇒機

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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