問題番号 : 117F44

79歳の女性。脂質異常症と2型糖尿病のため定期的に通院中である。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行以前は外出を好み活動的であったが,ここ3年間は家で過ごすことが増えている。本日バスを利用して予約どおりに来院した。身だしなみは整っている。顔面に擦過傷を認めたため原因を質問したところ「最近よくつまずくようになり,3日前に玄関先で転び顔をぶつけてしまいました」と話した。約1か月前から,好きだった花の手入れや食事の準備が億劫になり,寝付きが悪く熟睡できないという。また,時折食事中にむせるようになり,食欲が低下して食事量も減少傾向であるという。
 この患者で保たれていると考えられるのはどれか。

正解
e
国試正答率
98%

Assessment
①79歳女性の2型糖尿病⇒食事療法,運動療法が必要な疾患

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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