問題番号 : 117F37

35歳の女性。急性骨髄性白血病のため入院中である。寛解導入療法開始後18日目に発熱を認めた。発熱以外の症状はない。体温38.2℃。脈拍112/分,整。血圧102/68mmHg。呼吸数20/分。眼瞼結膜は貧血様である。身体所見にその他の異常を認めない。血液所見:赤血球288万,Hb 8.8g/dL,Ht 26%,網赤血球0.1%,白血球500(好中球1%,好酸球0%,好塩基球0%,単球0%,リンパ球99%),血小板2.1万。
 この時点での抗菌薬選択に際し,最も考慮すべき微生物はどれか。

正解
e
国試正答率
93%

Assessment
①35歳の女性⇒中年女性
②寛解導入療法開始18日目に発

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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