問題番号 : 117D35

10歳の男児。体を後方にそらす運動や無意味な言葉を繰り返し発するようになり,両親に連れられて来院した。6歳ごろから顔をゆがめる,首を振るなどの運動を繰り返し,突然声を発したり咳払いをしたりするようになった。8歳以降は拍手やジャンプなど,より複雑な運動も繰り返すようになった。汚い言葉を繰り返し発することもあるという。
 この児で最も考えられる疾患はどれか。

正解
b
国試正答率
99%

Assessment
①10歳の男児。体を後方にそらす運動や無意味な言葉を繰り

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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