問題番号 : 117D22

65歳の男性。ふらつきを主訴に来院した。最近ふらつくことが多くなり,家族に顔色が悪いことを指摘されるようになった。ふらつきは日中は目立たないが,夕方から夜に,特に暗い場所でひどくなる。55歳時に胃癌で胃全摘術を受けた。再発がないため外科通院を5年前から中断していた。脈拍96/分,整。血圧118/76mmHg。血液所見:赤血球280万,Hb 10.2g/dL,MCV 114 fL,白血球4,800,血小板21万。頭部MRIで異常所見を認めない。
 この患者の神経所見として正しいのはどれか。

正解
d
国試正答率
98%

Assessment
「ふらつき」をきたす疾患について考察する。「ふらつき」は

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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