問題番号 : 117C75

12歳の男児。来年の中学校進学を前に,夜尿が治らないため両親に連れられて来院した。食生活では減塩するように心がけ,夕食後には水分摂取を控えているという。尿所見:尿比重1.030,蛋白(-),糖(-)。腹部超音波検査で両腎と膀胱に異常を認めない。塩分摂取量を推測するため,蓄尿検査で1日塩分排泄量を測定することとした。後日得られた検体は,尿量1,200mL,尿中Na 150mEq/L,尿中Cl 100mEq/L,尿クレアチニン100mg/dL,尿蛋白18mg/dLであった。
 尿中の1日塩分排泄量を求めよ。
 ただし,NaCl 1gはNa 17mEqに相当するものとする。
 また,小数点以下の数値が得られた場合には,小数第1位を四捨五入し,解答には数値のみを記入すること(単位:g)。

正解
11
国試正答率
93%

Assessment
①12歳男児⇒小学校6年生の男の子
②夜尿が治らないため

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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