問題番号 : 117C54

28歳の経産婦(3妊2産)。妊娠41週0日,分娩予定日超過のため管理目的に入院した。推定胎児体重は3,100g。妊娠41週1日,午前9時からオキシトシンで陣痛誘発を開始した。午後6時に一過性の胎児徐脈が出現した。胎児心拍数陣痛図を示す。内診で子宮口は7cm開大,展退度は90%,硬度は軟,児頭下降度はSP-1cm,胎胞を触知した。
 まず行うべき対応はどれか。

正解
c
国試正答率
34%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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