問題番号 : 117B29

76歳の女性。高血圧と慢性心不全のため入院していた。退院後は自宅近くの診療所に通院し,かかりつけ医の指導により自宅で毎朝体温,脈拍,血圧および体重の測定を行い,下腿浮腫の有無を確認している。
 体液の過剰状態を早期に判断するために最も信頼度が高い項目はどれか。

正解
d
国試正答率
41%

選択肢考察
(解答率:×a 0.1%,×b 0.9%,×c 1.5%,○d 4

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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