問題番号 : 117A44

40歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠24週,随時血糖110mg/dLであったため,自宅近くの産科診療所から紹介され受診した。既往歴,家族歴に特記すべきことはない。子宮収縮の自覚はなく,性器出血を認めない。身長160cm,体重59kg(妊娠前体重55kg)。体温36.7℃。脈拍88/分,整。血圧110/80mmHg。経口グルコース負荷試験〈75g OGTT〉:負荷前値:90mg/dL,1時間値:190mg/dL,2時間値:160mg/dL。HbA1c 5.4%(基準4.6~6.2)。
 適切な対応はどれか。2つ選べ

正解
a, c
国試正答率
72%

Assessment
①40歳の初妊婦⇒35歳以上の高齢初妊婦
②妊娠24週,

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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