問題番号 : 117A34

7歳の男児。落ち着きのなさを心配した両親に連れられて来院した。学校の担任から,授業中じっと席に座っていることができず勝手に席から離れること,おせっかいが多く同級生の邪魔をしてしまうため喧嘩になること,忘れ物が多いことを指摘されている。自宅では後片付けや整理整頓が苦手だが,自分の好きなゲームには集中して取り組むことができる。外出時に車が来るのを確認せずに飛び出してしまうことがある。出生時に異常は指摘されなかった。乳幼児期の発達で明らかな遅れを指摘されたことはない。神経診察を含む身体所見に明らかな異常を認めない。
 現時点で考えられる疾患について正しいのはどれか。

正解
b
国試正答率
96%

Assessment
①7歳の男児⇒注意欠如・多動症〈ADHD〉は小児の3~7

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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