問題番号 : 116F56

34歳の女性。「誰彼かまわず夜中に電話をする」状態が持続するため,母親に連れられて来院した。2週間前から話している内容がまとまらない,些細なことを契機に笑い出すと止まらないなど,普段とは異なる行動がみられた。睡眠をほとんどとっていないが,本人は疲れを感じていない。親戚や友人に電話でマンションや車の購入計画などを話し,相手が反対すると激しく怒り出すようになった。血液検査,脳画像検査,脳波検査,脳脊髄液検査で異常は認めず,違法薬物の摂取もなかった。
 この患者でみられる症状はどれか。2つ選べ

正解
a, c
国試正答率
97%

Assessment
①「誰彼かまわず夜中に電話をする」 ⇒ 多動
②2週間前

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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