問題番号 : 116F43

34歳の女性(2妊1産)。妊娠39週5日に陣痛発来のため入院した。これまでの妊娠経過に異常を認めない。第1子を2年前に正常経腟分娩している。入院時,胎児心拍を母体の左下腹部で聴取する。内診で,子宮口開大度5cm,展退度70%,下降度はSP-2cm,先進部は小泉門で3時方向,矢状縫合は骨盤横径に一致していた。入院から5時間後に子宮口は全開大し,その10分後に自然破水した。羊水混濁は認めない。この時点で,先進部は小泉門で12時方向,矢状縫合は骨盤縦径に一致していた。
 正しいのはどれか。

正解
b
国試正答率
79%

Assessment
①34歳の女性,2妊1産,2年前に第1子を正常分娩 ⇒

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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