問題番号 : 116F35

73歳の男性。両下腿の歩行時痛を主訴に来院した。座位では症状がないが,5分ほど歩行すると両下腿の後外側に鈍痛が出現し座って休むという。そのため,外出時はいつも自転車を使用している。上肢に異常を認めない。両下肢に感覚障害はなく,筋力低下も認めない。両側の足背動脈は触知良好で,足関節上腕血圧比〈ABI〉に異常を認めない。腰椎エックス線写真を下に示す。
 診断のため有用な検査はどれか。

正解
c
国試正答率
99%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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