問題番号 : 116D72

66歳の男性。血尿を主訴に来院した。2か月前から肉眼的血尿がみられていた。身長165cm,体重71kg。体温36.4℃。脈拍72/分,整。血圧136/92mmHg。呼吸数16/分。腹部は平坦で,圧痛を認めない。尿所見:蛋白(-),糖(-),ケトン体(-),潜血3+,沈渣に赤血球100以上/HPF,白血球1~4/HPFを認める。腹部超音波検査(A)と膀胱鏡所見(B)とを下に示す。
 本患者に対する経尿道的手術治療で起こりうる合併症はどれか。3つ選べ

正解
a, b, e
国試正答率
49%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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