問題番号 : 116D66

38歳の初妊婦。妊娠24週2日に双胎妊娠の精査を目的に来院した。①体外受精-胚移植で妊娠し,産科診療所で妊娠初期から妊婦健康診査を受けていた。妊娠9週時に,②一絨毛膜二羊膜双胎と診断されている。妊娠18週までは異常を指摘されていなかったが,次第に推定胎児体重の差を認めるようになり,双胎間輸血症候群の可能性を疑われ紹介受診となった。来院時の超音波検査では,③推定胎児体重の差は約20%であり,④最大羊水深度は大きい児が8cm,小さい児が2cmで,⑤子宮頸管長は25mmであった。
 双胎間輸血症候群の診断のために必要な情報はどれか。2つ選べ

正解
b, d
国試正答率
43%

Assessment
 症例文の①~⑤がキーワード。それぞれについて「選択肢考

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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