51歳の男性。右膝前十字靱帯損傷の再建術を施行された。術後出血を認めず,創部の異常も認めない。手術翌日から食事を摂取していた。術後3日目の午前中に膝関節固定具を外してトイレに立った時,心窩部の違和感と発汗を認めた。しばらく安静にして症状は改善した。その後,悪心,食欲不振が出現したため昼食は摂取できなかった。術前の既往歴,家族歴に特記すべきことはない。体温36.4℃。脈拍84/分,整。血圧114/70mmHg。呼吸数18/分。SpO2 92%(room air)。鼻カニューラ2 L/分で酸素投与したところ,SpO2は99%となった。心音と呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦で,肝・脾を触知しない。術創部からの出血は認めない。胸部造影CTを下に示す。
ただちに行うべきなのはどれか。