問題番号 : 116D47

5か月の男児。数日前から便秘があり,今朝から哺乳量が低下したため母親に連れられて来院した。周産期に異常なく,4か月健康診査までの成長,発達は良好であった。完全母乳栄養だが,最近になり蜂蜜を与えている。来院時,視線は合うものの表情に乏しく,眼瞼下垂と瞳孔散大を認め,対光反射は両側で遅延している。頸部の姿勢保持が困難で,四肢の腱反射は消失している。
 最も考えられる疾患はどれか。

正解
c
国試正答率
100%

Assessment
①周産期や4か月健診まで異常のない5か月男児 ⇒ 離乳時

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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