75歳の男性。呼吸困難を主訴に来院した。 5年前から慢性的な咳と痰を自覚していたがそのままにしていた。 1年前から階段昇降や軽労作で息切れを自覚するようになった。 1週間前から発熱と咽喉頭痛を認め,咳と痰の増加とともに呼吸困難が増強したため受診した。既往歴に特記すべきことはない。 喫煙は30本/日を45年間。来院時,意識は清明であるが,黄色痰および激しい咳が続いている。 口すぼめ呼吸を認める。身長165cm,体重50kg。体温37.4℃。脈拍84/分,整。 呼吸数21/分。SpO2 87%(room air)。 呼吸音に異常を認めない。
この患者の初期治療として誤っているのはどれか。