問題番号 : 116B39

26歳の女性。動悸と息切れを主訴に来院した。1年前から月経量が増え,3か月前から階段昇降時に動悸と息切れを自覚するようになり受診した。月経周期は28日型,整,順,持続8日間。身長160cm,体重52kg。体温36.4℃。脈拍84/分,整。血圧106/66mmHg。呼吸数22/分。内診で子宮は正常大,両側付属器に異常を認めない。血液所見:赤血球378万,Hb 7.2g/dL,Ht 22%,白血球6,400,血小板27万。超音波検査で子宮内腔に突出する径2cmの充実性腫瘤を認める。骨盤部単純MRI T2強調矢状断像(A)とT2強調冠状断像(B)とを下に示す。将来妊娠を考えている。
 鉄剤投与による貧血改善後に行う治療法として適切なのはどれか。

正解
b
国試正答率
90%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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