問題番号 : 116B37
28歳の初妊婦。妊娠23週4日,性器出血を主訴に来院した。妊娠初期から妊婦健康診査を受けていたが特に異常は認めなかった。昨夜から下腹部痛を自覚し,今朝性器出血を認めたため心配になり受診した。身長154cm,体重56kg(非妊時52kg)。体温37.1℃。脈拍88/分,整。血圧126/74mmHg。呼吸数18/分。腹部は妊娠子宮で膨隆し,柔らかい。腟鏡診で分泌物は粘液性で少量の血液が混じっている。経腹超音波検査では正常脈で足位の児を認める。経腟超音波画像を下に示す。 まず行うのはどれか。
画像診断:上画像参照。Assessment:
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。