問題番号 : 116B25

48歳の女性。右上肢の運動障害を主訴に来院した。昨晩飲酒後,食卓の椅子で右の肘掛けにもたれかかって寝たところ,目が覚めると右手関節の背屈ができなくなっていたため受診した。既往歴に特記すべきことはない。意識は清明。身長165cm,体重53kg。体温36.3℃。体表に外傷はない。橈骨動脈は両側で良好に触知する。頸部痛はない。右手背に感覚鈍麻がある。右手関節の背屈ができず,右手指のMP関節の伸展ができない。上下肢の他の筋力は正常である。
 障害が疑われるのはどれか。

正解
e
国試正答率
96%

Assessment
①48歳の女性 ⇒ 中年の女性であり,高齢者の疾患ではな

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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