問題番号 : 116A75

70歳の女性。脳梗塞後に右片麻痺が残存し,回復期リハビリテーション病院に入院中である。8週間前に右上下肢の脱力を自覚し,左内包梗塞の診断で急性期病院で保存的治療を受け,2週間前に回復期リハビリテーション病院に転院した。意識は清明。血圧116/70mmHg。右利き。右上肢は痙縮のため肘関節屈曲90度,手指屈曲位であり,他動的に伸展は可能だが,全可動域で抵抗を感じる。手指の随意運動は認めない。徒手筋力テストでは,右腸腰筋4,右大腿四頭筋4,右前脛骨筋0,左上下肢筋力は5である。右半身の表在感覚と深部感覚に異常を認めない。端座位が可能,左手で手すりを使用して立ち上がり,立位保持は可能である。
 リハビリテーションとして適切なのはどれか。3つ選べ

正解
a, c, d
国試正答率
86%

Assessment
①70歳の女性 ⇒ 脳梗塞好発年齢
②8週間前に脳梗塞

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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