問題番号 : 116A67

44歳の女性。人間ドックで肝機能障害を指摘され来院した。 輸血歴,飲酒歴,家族歴に特記すべきことはない 眼球結膜に黄染を認めない。血液所見:赤血球496万,Hb 14.8g/dL,Ht 44%,白血球5,200,血小板25万。血液生化学所見:総蛋白7.5g/dL,アルブミン3.9g/dL, AST 26U/L,ALT 32U/L ALP 238U/L(基準38~113), γ-GT 266U/L(基準8~50)。免疫血清学所見: HBs抗原陰性,HCV抗体陰性 肝生検組織の門脈域のH-E染色標本を下に示す。
  予想される血液検査値はどれか。2つ選べ

正解
a, d
国試正答率
87%

補助線モードの解説:

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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