問題番号 : 116A64

61歳の男性。右膝痛を主訴に来院した。疼痛のため一本杖歩行をしている。2か月前に大腸癌の手術を受け,現在薬物による抗癌治療中である。余命は2年以上と考えられている。意識は清明。身長172cm,体重75kg。右膝は高度の内反変形があり,屈曲80度,伸展-20度の可動域制限がある。右膝関節の単純エックス線写真で変形性膝関節症を認め,人工膝関節置換術の適応とされた。
 今後の治療の組合せとして適切なのはどれか。

正解
e
国試正答率
78%

Assessment
①61歳の男性,右膝痛を主訴 ⇒ 中高年で膝関節痛を呈す

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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