問題番号 : 116A42
36歳の女性(2妊0産)。妊娠36週4日,腹痛を主訴に来院した。来院時,身長152cm,体重68kg。体温36.8℃。脈拍110/分,整。血圧162/108mmHg。腹部は硬く,子宮口は6cm開大,腟内には凝血塊が認められた。超音波検査で児の推定体重2,300g,胎盤の厚さは7cmであった。胎児心拍数陣痛図を下に示す。 適切な対応はどれか。
画像診断:上画像参照。Assessment:
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。